ポータブルスキルを研究

◆はじめに

生活する上で、働くことはどの時代でも必要とされてきました。

しかし、変化する社会の中でその業種、労働体系、業務方法などは大きく変化しています。

かつては当たり前だった終身雇用もなくなりつつあり、ITの進化によりなくなる可能性のある業種も増える中、

変化する社会環境に対応できる能力は今後必須となってきます。

今の時代で働くために必要とされる基礎的な能力は何なのか、常に自分自身に問いながら考えていきたい。

そして、学んだことを多くの人に伝えることによって少しでも皆様のお役に立てるサイトにしたいと思います。

 

ポータブルスキルとは

厚生労働省が提案した考えかたであり、「業種や職種が変わっても通用する、持ち出し可能な能力」と定義されています。

このサイトでは、この考え方を踏まえた上で筆者が独自に研究・構想した内容を記載しています。

 

◆個人の色を出すのは専門スキル、下地はポータブルスキル

自身のキャリアを描くことを絵を描くことに例えると、

より価値の高い絵を描くためには「描くスキル」、「人に認められる価値」が必要とされるとします。

これらは、その世界で通用する専門的なスキルであり、他の世界では通用しないことも多々あります。

ポータブルスキルは、絵を描く下地であるとします。

下地は白いキャンバス、建物の壁、金属の板、平面、球面など様々なものがあります。

絶壁に掘られた人物像、巨大な地上絵、大教会のステンドグラスなど、

「ベース」と「高度な技術」によって価値を生み出しているものが多い思います。

ポータブルスキルは「ベース」となる能力、専門スキルは個性を引き出す「高度なスキル」であり、

掛け合わせることによって自身が創り出す仕事の価値を上げるものと考えています。

 

◆なぜポータブルスキルを研究するのか

「ポータブルスキルスキル」という語句で検索すると、その多くは「採用活動」、「転職」、「人事考課」に使われています。

個人能力を査定する共通項目の1つとして、使っている企業が増えてきているのも事実です。

筆者の経験上、転職斡旋企業ではポータブルスキルを軸にした職務履歴の書き方を指導されます。

しかしながら、このスキルは個人の得手不得手、性格、好みなどの影響を受けやすく、

普段の習慣から既に身についているスキルもある反面、

苦手とすること、身に付ける必要性が理解できない、地道な訓練が必要となることより、一朝一夕で身に付けることは困難です。